出会い系でバイト先の後輩と付き合うことになってしまった話
最終更新日 2021年3月11日
監修・著者 出会い系の案内人 中西 亨
東京都内在住/21歳大学生/男性/S.Y
俺の通っている大学は、共学だっていうのに男女比率がおかしい。
クラス制度になっているのだが、女子は4、5人しかおらず、サークルも俺が所属しているところは女子がまるでいない。
しかも女子はオタクっぽいような服装の奴ばっかりで、まるで恋愛対象として見られない。
アルバイト先は唯一、男女がバランスよく揃っている場所だが、駅前に構えたチェーン店の居酒屋で、スタッフ同士余計な話を語らってられる余裕はない程度に忙しい。
酒も飲める年になって大学生活も3年目になろうとしている今、ちょうど遊べる余裕も出てきたっていうのに、実にもったい事だ!
これはもう形振り構わず自ら出会いを求めていくしかない。とは言えナンパするような勇気はない…スルーなんてされた日には立ち直れない気すらする。
そう思い立った俺は出会い系サイトに登録していた。出会い系サイトなら女も出会いを求めている側の人間だ、道ゆく知らない女に声をかけるよりグッとハードルは下がる。
前まで出会い系サイトはあまり良い印象はなかったが、実際に使用してみるともっと前から始めていたら良かったと思う程に、楽で楽しかった。
そしてようやく大学生らしく充実した毎日を送るようになって、1ヶ月程経ったある日。俺はサイトを通じてとんでもない人物と出会ってしまったのだ。
なんとそれはアルバイト先の後輩の女の子。最近入ったばかりの新人で、数回顔を合わせた事がある程度の子だった。
●目次
職場に知られるとマズイので真剣交際する事に
さあ、問題はこの出会いをどうするかという事だ。正直なところ、顔は全く俺の好みじゃない。
お互い成人を過ぎた大人だからって言っても、入ってきたばかりの新人さんであまり仲良くもないうちにこの出会い方をしてしまった事で、彼女の方も気まずそうだ。
出会ってしまった以上はこのまま流して解散してしまうのももったいないし、それこそ職場ではいつ隙間が出来て、話が出来るかはわからないから、ひとまず一緒の時間を過ごす事にした。
最初こそ戸惑いや気まずさだったり、バイト先の後輩に手を出すのはマズイなあ、など色んな想いが巡り巡っていたけれど、そう思えば思うほど深みに嵌っていくようだった。
この背徳感が俺たちの中でクセになってしまっていたらしい。背徳感たっぷりの中、やる事もちゃんとやって、身体の相性までしっかり確かめ合ってしまった。
顔は好みじゃないけれどまあ、小柄なわりには胸も大きくて身体的には悪くない。
別れる頃には自然に、次の予定なんていう話題も上がった。でも待てよ。このままこの関係をはっきりしない形で続けて、セフレなんていう噂がたったら面倒だ。
形にしないまま「付き合ってると思ってた」なんて彼女に言われたらそれもそれで怠いし、今後合わなかったら合わなかったで、その時考える事にして、ひとまず付き合ってみる事にした。
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出会い系でバイト先の後輩と会った、なんて偶然の出来事は、なんとなく周りには言いづらい。
出会い系をしている事だって周りに公言するものじゃないし、俺はともかく女子は特にこういう事周りに言いづらいんじゃないだろうか。
滅多に話す機会もなく、休憩時間も上がり時間も被ってない俺たちが付き合っている事を話したとしても「どうやって」と経緯に突っ込まれると返す言葉がない。
出会い系の事も話さなければならなくなるから。
そういう訳で周りに話しづらいこの関係はひっそりと続いていた。周りに話づらい関係である分、秘めているという点も俺たちの思いに拍車をかけるようだ。
バイトの上がり時間がたまたま被った日に、それぞれ別に帰っていったふりをして落ち合った時にはスリルがあって興奮した。
最初は落ち着いていたはずの会う回数も、今では3日に1度のペースで、お互いに求める頻度は多くなっていった。
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バイト先は恋愛禁止ではないけれど
そんな関係がずるずる続いて半年が過ぎ、もういい加減に周りにバレても良いような気がしてきた。
まあ、そうは言っても逆にこのタイミングで今更わざわざこの事を打ち明ける気にもなれないし「もしバレたとしてももういいか」くらいの気持ちでいた。
恋愛を禁止されている訳ではないけれど、バレたらきっと突っ込まれるであろう「どうやって?どっちから?」とかの質問も、半年も経てばシフトが被ってる事も多くなってたし、何とでも言えるだろう。
俺はそう思っているけれど彼女の方はやっぱりまだバレたくはないみたいだ。
女子は特にその手の類の事は根掘り葉掘り追求されるんだろう。彼女の方から話したくなるまでは、俺もわざわざ話す事はないか、と思いつつ最近は、前より過敏になって隠す事は無くなっていた。
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シフトが同じ時はやはり目で会話してしまう
こんな関係が始まってからというもの、彼女と同じシフトの時はずっとソワソワしてしまっている。
バレちゃいけないという気持ちもあって、そういう行動を取らないようにしたいのに、意識すればするほどそれこそ背徳感が勝ってしまう。
結局2人して自然を装って視線を交わし、慌てて視線を外すなんて事はしょっちゅうだった。
会話をする時も必要最低限だけ。呼び方もうっかりいつもの呼び方にならないように丁寧に苗字を口にする。
そんな日々を続けて気が緩んできたからか、最近は視線を合わせるだけでなくそこに意思を持つようになった。
ある程度一緒にいるものだから、アイコンタクトも出来るようになって、そのテーブルを片付けてほしいとかおしぼりが欲しいとか、簡単な事ならすぐ伝わるようになった。
通じたときは満足げにしてしまうしもし、間違っても面白くて笑ってしまうし、隠そうとしているのに隠しきれていないような、自分たちだけ上手く隠せているつもりでいるのが、我ながらまたなんとも面白くて居た。
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マネージャーには薄っすら気づかれたが…
そんな行動を取っていたら、見る人が見ればわかってしまうだろう。
店長も怪しいが、全体を通して見ているマネージャーには、早い段階からほぼ確実にバレていたように思う。
休憩室に俺が入るタイミングとマネージャーが出ていくタイミングでニヤッと笑われて、背中をバーンと叩かれた。
その時は何が何だかわからなかったけど、後々またそういう事があったタイミングでは「大事にしろよー」なんて声を掛けられたから、あの時のはそういう意味でやった事は確実だ。
薄っすら疑われている間に、俺たちが決定的な行動をしてしまったんだろう。
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遊びで終わらせていたらゲス扱いされていたであろう
俺と彼女はなんだかんだ言ってバイト先でも長く続けている古株になり始めて、気づいたら周りにバレきっていた。
バレた時には案の定質問の嵐だったけれど、そこはもう半年以上経過しているので、何とでも言う事が出来た。
彼女が考えた筋書きをそのまま丸暗記して、突っ込まれるとそれを答える。
本当は出会い系で知り合ったのだが、それを知っているのは俺たち2人だけだ。
前は新人さんでおどおどしていた彼女も、バイト先でも一皮剥けたようで、今では中心的な存在になっている。
こう長く続けている今となっては、あの時一回ポッキリだけの付き合いにしなくて良かった。
遊びのつもりじゃないの?なんてあの時彼女へ逆に割り切ってしまっていたら、ムードメーカーになってしまっている彼女の口から俺の事がどう伝わっていたかわからない。
これから先どうなるかなんて想像もつかないけれど、今は真面目に彼女と付き合っていたら、それで良いかと思った。
ちなみに顔が好みじゃないのは彼女も同じだったみたいで、今ではそこも含めてオープンに話し笑い話になっている。
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【ハッピーメール】
サイト名称:ハッピーメール
事業者名:株式会社アイベック
運営責任者:吉田としひさ
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商標登録:『ハッピーメール/HAPPYMAIL』商標登録第5150003号
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