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出会い系で同じ電車に乗っていた顔見知り女性に出会った

最終更新日 2021年3月11日

監修・著者 出会い系の案内人 中西 亨

(東京都港区/30代/IT関連/男性/D・N)

「はじめまして」そう言った自分の語尾が、疑問符を含んでいるような気がした。彼女のお辞儀の動きに合わせて揺れるロングヘアも、薄いピンク色に塗られた爪も、柄物のロングスカート姿も見た事がないのに、僕は彼女に会うのが確かに初めてではなかったからだ。

 

「はじめまして」語尾を上げてしまった僕の心配を他所に、彼女は落ち着いた声でそう返した。声を聞いたのは、これが初めてだった。

 

 

見た目地味なOLはいつも同じ電車にいた

朝、肩同士が触れ合うような混雑のなか電車に乗って仕事に向かう。そして今日も仕事をして、ひと段落ついた頃帰路に着く…これが夫婦共働き子無しの僕の毎日。

 

嫁とは朝起きる時間も違って、顔を合わせるのは夜の数時間だけ。いつもの時間の通勤電車に乗り込んでいつもの場所で発車ベルを聴き、いつものように目の前の扉が閉まっていくのを見ながら毎日同じ事を思っている。

 

「ああ、今日も代わり映えしない毎日が始まる」と。家と会社の往復の日々。当然と言えば当然の事でも、その平坦な毎日に僕は嫌気がさしていたのだろう。

 

そうは言っても、例えば職を変えるだとか世界一周旅行をしてみるだとか、そんな大袈裟なイベントを望んでいる訳ではないのだ。

 

子供だって、今のタイミングで欲している訳じゃあない。何か何かと今日も具体例を探しながら出勤して、仕事を終えて、結局そのまま1日を終えればまたコピーペーストしたような1日が始まる。

 

どうせそうしてまた明日がきてしまうんだ。半ば諦めて投げやりに毎日を過ごしている、そんな僕の定位置ともいえる電車のポジションからは、いつも一人の女性が見えていた

 

 

胸のあたりまであるストレートの髪。メガネを掛けた顔にはナチュラルメイクを施して、着ている服はだいたいいつも白、黒、グレー。

 

時計もアクセサリーも鞄も靴も特徴がない、皆が薄着になる夏場でさえも暗い色の薄いカーディガンをきちんと着ているような、普通よりやや地味にすら見えるOLだ。

 

通勤電車といえば、ほぼ同じ人間が同じ時間に同じ場所で乗り合わせる確率が高いので、定位置から毎朝見えるその女性を僕はいつの間にか覚えていたらしい

 

今日もいるなと存在を確認する程度にすぎないけれど、いや、その程度には、見慣れた女性だった。

 

その彼女が、今目の前で笑いかけている。僕はとうとう、平坦な毎日に変化をもたらす「何か」の具体例を手にしたのだ。

 

はじめましてと返すその声を聞いた途端脳内でスターターピストルが弾けた気さえして、待ち合わせ場所へ向かう両足にさっきまで残っていたはずの罪悪感が、一緒に弾けて消えていた。

 

自分の近所の相手と出会える、そんな謳い文句に誘われて軽い気持ちでダウンロードした出会い系アプリ

 

「近所」等という特に危ういワードが僕の心に投じた一石は、それはそれは重たく大きいものだった。

 

アプリを発見して、ダウンロードまでにはこの身の罪悪感から時間を要したものの、一度ダウンロードを終えてしまえば必要項目を全て入力し終えるまでに電車の帰路分もかからなかったと思う。

 

検索の条件に近所の名称をキーワードとして入れて絞り込むと、女性のプロフィールがいくつか挙がってきた。

 

画面をスクロールする中で目を引いたのは、美しい緑を背景にこちらに笑いかける女性の顔写真。帽子のツバで少しだけ隠れた顔から覗く笑顔が素敵で、思わず彼女にアプローチをしていた。

 

そこから実際に会うまで続いたやり取りも感触が良く、行き帰りの電車ではアプリを開いてメッセージのやり取りを見るのが日課になっていった。

 

そう言えば彼女の返信は僕の生活リズムととてもよく合っているなあと、その時点で抱いた思いはそれくらいだった。

 

いよいよ目の前にした女性は、見慣れた白黒グレーのコーディネートでもなく、メガネでもなく、それでも確かにいつも同じ電車に乗り合わせている彼女だ

 

彼女はそれに気づいていないようだから色々と聞いて探りを入れる。最寄りの駅、通勤に使う電車、時間帯、乗る号車…「奇遇ですね」と偶然を装って作る答え合わせのような会話は、必然的に僕たちの距離を急激に縮めていった。

 

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家と会社の往復に刺激が生まれた

いつもの時間の通勤電車に乗り込んでいつもの場所で発車ベルを聴き、いつものように扉が閉まっていく。昨日まではなんの変哲もなく続いていたその光景。

 

僕の定位置から少し離れたところに見えていた彼女の姿は、今では僕の隣にあった。2人で会っている時とは違う。

 

髪だって巻いていないしマニキュアも落としているし、服だって、白黒グレーだ。それなのに彼女は、前の姿よりぐんと輝いて見えた。

 

偶然を装って隣り合う僕たちは、混んでいる間は何も話さない。話さないまでも最早顔見知りと呼べるほど乗り合わせる人物の決まったこの通勤電車で、気づいていない知り合いがどれだけいるかわからないからだ。

 

聞けば彼女とは乗り換えの駅も一緒だったので、そこまでをそっと寄り添って過ごした。

 

彼女が席に座ると、僕はその目の前に立つ。目の前にいるのに、会話をするのは携帯の画面の中

 

隠れているような僕らの関係に、周りは気づいているかもしれない。

 

彼女だって、深くは話さないけれど、僕が結婚している事に気づいているかもしれない。それでもそんな事は一切口に出さずに秘めて続くこの関係は、これまでの毎日を確かに変えてくれたのだ。

 

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遊びの関係だからこそ楽しい時間だった

毎朝示し合わせて同じ電車に乗り、彼女の姿を目の前にしながら携帯で秘めたやり取りをして、同じ駅で別の電車に乗り換えて仕事に向かう。

 

同じホームで電車を待ってそれぞれ対面の電車に乗り込み、電車内でそっと手を振って分かれる僕らを、周りは夫婦と思っているのかもしれない。

 

定時に上がると夕方には家にいると言う彼女の自宅にも、気づけば両手では足りない程の回数上がっていた。

 

人目を気にしながらでも彼女の家に向かう僕の顔は、きっと秘密基地で待ち合わせる子供のように輝いていることだろう。

 

お互いに深いことは聞かないし、聞かれない。急に早送りになるような時間を数時間過ごして、家に帰る。仕事と家の往復だった毎日に、最高のスパイスが与えられたのだ。

 

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イケナイ事をしている感をお互い楽しんでいた

そのスパイスのおかげで、嫁へも優しく接する事が出来るようになった。嫁に優しくすればするほど、僕の中での後ろめたさが沸々と湧き上がって、益々出会った彼女との時間が背徳感に満ちたものに感じられた。

 

イケナイと知りつつやみつきになるその感情は、そのうちに自分1人だけ抱えるにはもったいなく感じるようになる。

 

それまで彼女との時間では指輪は外していたが、ある日を境に外すことを止めた。

 

何も深入りしてこない彼女に「気づいていないのか」と拍子抜けしたその翌日、携帯を握る彼女の手にも指輪が光って見えた。

 

大きな背徳感を得ながら楽しんでいたのは、僕だけではなかったのだ。

 

それがわかってからは、僕の自宅にも彼女を招くようになった。それぞれ別の2人で象られた空間に異質である自分が加わる事を、僕らは楽しんだ。

 

家庭の事情に深入りしないのは、遊びの上で成り立っている何の責任もない関係である事が暗黙の了解となっていたからだろう。

 

会うのにさらに時間と労力がかかるわけでもない、ほど近い距離にある僕らの秘密基地は、世界から上手く僕らを遮断してくれた。

 

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転属先変更とともにFOする事に

出会い系アプリで出会った、毎朝同じ電車に乗り合わせる女性。直接声をかける事とは違って、お互い求めている事が瞬時にわかるその偶然の出会い。

 

地味で目立たない女性が白黒グレーで隠している本当の姿を、僕は知っている。それがこんなにもハマるものだとは思わなかったけれど、終わりは突然にやってきた。

 

部署移動により、勤務先が変わる事になったのだ。話さないまま引っ越し先も決まり、とうとう今日でこの僕の通い慣れた道もお終いになる

 

今日も目の前に乗り合わせる彼女に話そうか、話すまいか。「実は引っ越す事になって」と打ちかけた携帯からふと顔を上げると、彼女はちらりとこちらを見て笑った。

 

目に入ったのは、薄いピンク色のカーディガン。携帯を握る手先に薄く塗られた、マニキュア。メガネを外した、彼女の姿。

 

それを見た途端、それまで打ちかけた文字は消去していた。

 

そう、僕は彼女との時間が欲しかった訳じゃあない。出会い系という場所を使って近所で逢瀬を重ねる、綱渡りのスリルというスパイスを味わいたかったのだから。

 

スパイスだって毎日同じく味わえば、それが普通になってしまうものだ。

 

いつものように時間が過ぎて、いつものように僕らを隔てる電車の扉。彼女が笑って「いつものように」手を振っている。

 

いつも振り返すその手で、僕はアプリを立ち上げたのだった。

 

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